リサイクルの本質

●リサイクルの歴史

日本のリサイクルには歴史があり、江戸時代では、着物は糸を解きまたその糸で着物を織る。もとより再利用を前提に作られていました。「ものを大切に何度も使うこと」リサイクルの原点は昔から脈々と受け継がれていました。しかし現在、物余りの環境ではリサイクルの論点が変化しています。

家電業界では、家電リサイクル法(平成10年度6月5日)や小型家電リサイクル法(平成25年度4月1日)が施行されて以来、メタルなどの有用な資源品を回収され再利用しています。
また車業界では、植物から出来る樹脂をドアの内部に使用し、石油・化石系素材を使用しないバイオプラスチックを用いた部品が採用される等、資源リサイクルへと変化し「ものを大切に何度も使うこと」から、「使い終えたものをもう一度資源に戻し製品を作ること」を考え方にシフトされるようになっています。

●廃棄方法の再構築

日本は高い技術力により経済を発展させました。ものづくり日本として戦後より高度成長を遂げ、つくり出した製品は「JAPANブランド化」され、現在でも世界に発信しています。

しかし、高度成長期の影に潜んでいた不要物処理「産業廃棄物対策」を、同時に出来なかった事が今のゴミ問題に繋がっています。それは世界的にゴミの輸入拒否(CO2排出権不買)されているのも大きな要因です。

現在、廃棄物のリサイクルの方法として、マテリアルリサイクルとサーマルリサイクルがあります。
マテリアルリサイクルとは、主にプラスチックを再利用する考え方ですが、再利用は「質がよいもの」に限られ、現在20%となっています。
サーマルリサイクルとは、焼却時の熱を利用し電気変換させ、売電・施設電気に利用されるもので、処分が単純なことから、現在70%となっています。
そして、このグラフにはないサーマルリサイクル70%の内、実は可能な「ケミカルリサイクル」という方法があります。

●ケミカルリサイクル=化学原料再生
サーマルリサイクルの物質再生と共に化学再生し、再生可能エネルギー(再生軽油、炭材)創生などの利点があります。
廃棄物処理において、大量処分(クリーンセンター 依存)を見直し、また処分不可物を少なくし、さらに小規模処分施設の分配を図れば、クリーンセンター の延命など自治体費用の削減、処分コストを軽減することができます。
マテリアルリサイクルと(物質再生)とケミカルリサイクル(化学再生)による〝リサイクルのボトムアップ“で、環境負荷軽減に貢献できます。

私たちは、今の技術を用いたケミカルリサイクル(化学原料再生)が、廃棄プラスチック処分の大きな転換と捉えています。

●不法投棄削減

スクラップなどの鉄、アルミ、銅線は有価物として売買されています。また、ダンボール、雑誌なども古紙パルプとして再利用される為、有価物として成立っています。
可能な限りのリサイクルが成立されており、有資源として取り扱いされています。

しかし、不景気になると、それはゴミとして扱われ、不法投棄されるデメリットがありますが、リサイクルの輪を広げるためにはリサイクル法で冷蔵庫、自動車の解体でできる限りの分別が行われており、循環型社会の理解することが求められます。

あらためて不法投棄は犯罪です。自然環境保護に勤めていく協力をお願い申し上げます。